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脳科学

脳は変化する!脳独自の癒しの力&光が神経回路に作用する仕組み

脳科学

 

かつて、脳は他の器官と異なり、脳自体は治らない、失った機能は回復しないと考えられてきましたが、現在では、ノーベル賞受賞者のエリック・カンデル博士をはじめ、神経科学者たちの多くの研究によって、それは間違いであると証明されました。

 

 

脳は、変化する

 

そして、脳には独自の癒しの力が秘められており、かつて良くならないと告げられた症状さえも、その力によって改善しています。

 

脳独自の癒しの力:カギを握るのは脳の特性

 

皮膚や肝臓のような器官には、失った細胞を補ってくれる幹細胞の存在が確認されていましたが、脳内でそのような細胞の存在は確認されませんでした。

 

しかし、脳細胞は、神経回路を維持したり再建するために、電気的にコミュニケーションを取っていると分かりました。

 

腸だけでも1憶ものニューロンが存在するように、脳と体は常にコミュニケーションを取っています。

 

また、光や音のようなエネルギーは、視覚や聴覚といった感覚を通し、電気信号に変換され、脳へと伝わっています。

 

脳の特性であるこのようなコミュニケーション能力が、癒しの力を生み出し、脳を変化させるのです。

 

この脳の特性が活用された治療法によって、慢性疼痛、脳卒中、脳損傷、パーキンソン病、自閉症のような疾患に関連する症状が改善したという事例が存在します。

 

 

光のエネルギーで脳の癒しの力が目覚める

 

ある女性は、脳腫瘍の術後、吐き気、食べ物を飲み込みづらくなる、歩行障害といった問題に加え、認知機能や短期記憶を失うなど、記憶力にまで問題を抱えていました。

 

例えば、会話している言葉をすぐに忘れてしまうために、会話相手には何回も同じ言葉を繰り返してもらわないといけないとか、隣り合って並んだ2つの物のうち、1方は認識できても、すぐ隣にある物の存在が認識できないといった具合です。

 

そんな彼女が、ボストン大学のマーガレット・ネーザー博士やフレッド・カーン医師らによる、ライトセラピーやレーザー治療などの光のエネルギーを活用した治療を受けた結果、いろいろな症状が改善したそうです。

 

術後リハビリを続け、1年半経過したにも関わらず、首がすわらなかった彼女が、2か月後には頭を自由に動かせるようになったといいます。

 

吐き気が止まり、騒音だとしか感じなかったラジオや音楽がまた聴けるようになり、プールに通うなど、外出も楽しめるようになり、記憶力やエネルギー面の向上も実感できたそうです。

 

 

なぜ光が脳の神経回路に作用するのか

 

光が人に与える影響は、日焼けのような肌への影響にとどまりません。

 

例えば、光を見ると眩しいと感じるのは、網膜に存在するロドプシンという感光性分子の働きによるものと考えられますが、感光性分子は、目の中だけに存在するわけではありません。

 

赤血球に存在するヘモグロビン、筋肉に存在するミオグロビン、細胞に存在するシトクロムも感光性分子で、シトクロムは、太陽光を細胞が使用するエネルギーに変換してくれます。

 

こういった感光性分子の働きによって、光の刺激が脳に作用すると考えられます。

 

また、特定のうつ病の人は、脳の神経伝達物質セロトニンが少ないと知られていますが、この物質は、日光に当たることで放出されます。

 

レーザーの光もまた、セロトニンとともに、エンドルフィンのような重要な脳の神経伝達物質を放出させます。

 

こういった脳の神経伝達物質からも脳に作用すると考えられます。

 

 

さらに、アデノシン三リン酸(ATP)は、免疫系や細胞の修復に使用するエネルギーを供給しています。

 

レーザーの光は、ATP産生を誘発すると知られているため、健康な新しい細胞の修復や成長を加速させることが期待できます。

 

細胞内では、素粒子の1つ、光子が輝き、エネルギーが伝達され、脳内へも多様な変化をもたらすのです。

 

脳は変化しないという説が間違いであると判明した現在では、脳の力を目覚めさせる様々な方法が活用され、かつて治らないとされてきた症状が改善しています。

 

(参考:The Brain's Way of Healing: Remarkable Discoveries and Recoveries from the Frontiers of Neuroplasticity, Norman Doidge)

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